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秋編がやっぱり一番面白いね。(結論)

春と夏の登場人物達がちょっと天使すぎて対比として秋のメインキャラ達がやけに人間臭く、ドロドロとしてるんだよなぁ。
秋編が春夏では脇役だった八代譲葉が主人公になってメインヒロインが小御門ネリネ、サブヒロインが沙沙貴林檎(苺)となり秋編までプレイしたことによりflowers登場人物全員のルートを楽しめるので満足感が高い。一番キャラ達が輝いてるのは秋編なのは間違いない。タブン。
その逆のキャラを大切にしなかったのは冬編。

譲葉は序盤からかなり弱い部分を見せてくるが秋が終わって冬に入るとネリネや林檎に対して向き合おうとし、苺やネリネを赦す強さを見せた。
冬に失った母親への想いをチドリンに吐露するシーンの後にクライマックスでネリネへ冬の匂いは母親を思い出させてくれるから季節が巡っても寂しくないと言うシーンは秋編最大の感動ポイント。
ぶっちゃけ泣いた。秋編だけど重要シーンは冬なんだよね、仕方ないね。


3部作目ではあるが単体作品として見ても終わり方も文句無し。
本編トゥルーエンドでは困難を乗り越え結ばれた主人公たちが雪の中に去っていくって悲しいけどスッキリする終わりかた、エクストラシナリオでは1作目の主人公が学院の謎に至る鍵を見つけるところで終わる。最終章への前振りとしての終わり方は100点だと思う。
春編が悪く言えばブツ切りであり次の物語への期待感が最初は少し低かったのも覚えている。
夏編では序盤えりかが主人公なのを知ってflowers2というよりflowers1.5みたいなイメージだった。
勿論佳い意味で期待を大きく裏切ってくれたが。

そして秋編で一番好きなエンドである林檎エンド、9割バッドエンドとも言えるネリネエンドと姉妹エンド。アナザーストーリーとして林檎ファンだった自分は大満足でした。ユズネリよりユズリン。
一回本編を終えると林檎視点が追加され林檎ルートやりなよ?ってなるけどPS4版でfour seasonesモードだと追加されたシーンを見ないでそのまま最終章である冬編にいけるんだけど、このモードいらなくね?wwwwwwwww
わざわざ買ったゲームをしっかり楽しまないでサブストーリーだからってキャラの掘り下げを飛ばす人いるの...?メインストーリーだけを見たいひとのための「忙しい人のためのflowers」?(ニコニコ感)
トゥルー以外の3つのエンディングもマスト。めちゃくちゃ出来がいいと思う。

それぞれのエンディングについて思う事
ネリネエンド
ある意味一番前向きで譲葉にとって幸せな展開。
ネリーに振られた譲葉が聖堂で「誰かの真似はもう辞める」「叶わない恋でも想い続ける」決意をし、終わる。秋編のキャッチコピーの通りです真エンドでもいいです。ありがとうござました。
ネリーと一緒に消えた譲葉って一生嘘の自分を生き続けるの?
夏編の主人公八重垣えりかも千鳥への気持ちは家族愛で、本当は蘇芳ちゃんの事を想ってたし(蘇芳に対してだけは一線を引いてたのはそういう事ですよね)
二人の主人公は本当の幸福は一生手に入れられなさそう。まぁ、そこの切なさがいいんだ、これが。

林檎エンド
ユズ×リンゴ好きな自分は一番好きなルート。
譲葉が家族やネリーと一緒にいる夢を見るが、それがもう損なわれたものだと気づき涙を流すが林檎が譲葉を抱きしめずっと一緒にいると言い、譲葉はネリーの事を心の奥から消し去る。切なすぎ。
このエンドの時まで譲葉は林檎に対して甘えてるだけだったと気づくが、そもそも譲葉の周りの人間達がちょっとアレなんだよなぁ...。林檎に対して安らぎを求める気持ちがわかる。
秋編できつかったのが譲葉が学院でハブられる展開。
譲葉がネリーを振って林檎と付き合ってるって思い込んで譲葉をハブって林檎を虐める生徒たち。自分が譲葉だったら皆〇しにしてるわ。すおちゃん立花エリチドはやっぱり天使だったんだなって。
苺ネリー石蕗と秋編キャラ達みんな人間臭いっていうか性格悪い。なんとなくこの3人が好きになれない理由もこの辺にある。
てか責めていいのって譲葉が最初に嘘を吐いて振った編入性の子だけだろ あれは完全に譲葉が悪い。
アングレカム学院の生徒たちって全員善人だと思ってただけに怖くなった。
譲葉は学院一の人気者で、ネリーとか蘇芳の事皆を気にかけてる苦労人なのにちょっと悪目立ちしたら全員から除け者にされるとか...譲葉って同級生達と実は仲良くないんだろうね。友達って多分えりかとチドリンくらいしかいなさそう。(ひどいイメージ)
同級生の萩原、外間、桜木は日常でかなり絡みあるはずなのに譲葉の事助けてくれないのか...。流石に外間見そこなったぞ!(サブキャラだから出番無いだけだろうけど)
苺も「今」の偽譲葉が好きなだけだし...偽譲葉の事を察してるのは林檎だけだからこそ最高のエンドってことで。


姉妹エンド
林檎が実は譲葉じゃなくて苺に嫉妬してて、本当に好きなのは苺だったんだ!ってルート(!?)
飛躍しすぎててびっくりした。うーん、本当に苺だけが好きなら林檎の追加シーンがちょっと矛盾するような気も...。
そもそも苺に合わせるだけの人生だった林檎が譲葉に自分を重ねて恋心を抱いていたっていうのが秋編の展開でしょうに。
姉妹百合あんま好きじゃないんだけど、このエンドもせつねぇ。
冬編で姉妹で譲葉たちの事は乗り越えたんだろうって蘇芳が想像してたけど、姉妹エンドはトゥルーエンドの裏で進んでいたトゥルーエンドかもしれないんだよね。
でも5年後のストーリーで二人とも譲葉の影響を受けて進路を決めたようにも姉妹エンドの続きのようにも見える。いや、だから本編以外のドラマとかファンブック全部買わないとわからないのやめて!?

何にせよ林檎は秋編での譲葉との別れがあったからあんなにいい子になったんだと思う。
冬編で蘇芳とえりかが譲葉を信じられなかったけど姉妹だけは信じてたし。
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5年後の林檎美人過ぎてワロタ ロリ→長身美人って...そりゃ譲葉も惚れるわ。

わからない事
エンドロールでネリネが髪飾りを外しながら涙を流してる一枚絵=信仰心を捨てた比喩?譲葉が冬編でネリネの髪飾りをつけてたのはネリネの「責任とってよね///」なのか?

殴打事件について
蘇芳が殴打事件が事故ではなく嘘だと思った理由ってなんだったんだろう?
蘇芳は他の二人の主人公達と違い真相を追求しないといられないタイプ。だが譲葉に学院の始まりの謎である女神につながると思った理由は?
譲葉が嘘を吐いている=女神に繋がる っていう発想にどうしてなったんだろう
それと事故ではないって思った理由も。
苺?だったかな?春編で運動神経の良い譲葉が転んで頭を打ち付けるなんてありえなくないかなんて言ってたけど、蘇芳がそういう安易な発想からたどり着いたのだろうか?
冬編でもえりかと蘇芳が深読みしすぎるが故に鍵を見つけられなかったシーンもあったし。